【ITRレポート】Einstein’s Eye – Enterprise Smart Glasses Update(企業向けスマートグラス最新情報)(2019/2)

事故ゼロ・フォーラム アドバイザー である株式会社アイ・ティ・アールのマーク アインシュタイン氏が執筆した「Einstein’s Eye (2月号)」をお届け致します。

Enterprise Smart Glasses Update(企業向けスマートグラス最新情報)

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■【抄訳】映画館や公共の場でのGoogle Glassの使用に反対する声が上がっていたこともあり、2015年、Google社はスマートグラスの開発を中止し、多くの業界筋はスマートグラスは失敗に終わったと予想していた。しかし、スマートグラスでのプライバシー侵害の懸念がまだあるなかで、2017年、Google社は企業向けの開発を再開した。その後、仮想現実と複合現実(AR/MR)の進歩によって企業向けスマートグラス市場が活性化し、2019年は再び盛り上がりを見せるであろう。Microsoft社は、2018年11月にHoloLensを米陸軍に供給し、総額4億8000万米ドルの大口契約を獲得した。最大10万個のARヘッドセットを提供し、訓練だけでなく実際の戦闘でも使用される予定である。このことは消費者市場を凌駕する大きな潜在市場があることを示している。AR/MR、音声制御、内蔵センサー、5Gなどの新技術がスマートグラスに利用されていくことで、2019年のスマートグラス市場は注目すべきユースケースが数多く生まれると期待される。